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今夏、水温高で養殖牡蠣が減産

 牡蠣の産地フロリアノポリス市(サンタカタリーナ州)で今夏、水温が28度を超える日が2カ月近く続き、養殖牡蠣の死亡率が6割にも達する見通しです。牡蠣養殖者は大打撃を受けています。
 生育水温が17〜22度の牡蠣は、水温が28度まで上がると10日間ぐらいしか生きられません。今年は水温28度以上が50日以上も続き、32度に達する日もありました。牡蠣は通常、夏場は身がやせ3〜4割が死亡しますが、水温が上がった今年は生存率が2割を切るところも出ているようです。
 需要が最も多い夏場にも関わらず、今回の牡蠣死滅で、サンタカタリーナ州の牡蠣養殖者は4分の1あまりが廃業に追い込まれそうです。現在、飲食店で提供される牡蠣も、小ぶりで肉が薄いものが多くなっているそうです。