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今夏の海辺トレンドはビーチテニス、スタンディングサーフィン

 地元のフォーリャ紙が、今年の夏、ブラジルで流行している海辺スポーツを紹介しています。
 日本と違い、今が盛夏のブラジルでは、年末年始の大型連休をプライア(海岸)で過ごし、海浜レジャーを堪能しています。今年の流行のレジャーを紹介しましょう。
 昨年から大ブームとなっているのが、イタリア発のビーチテニス。ビーチバレー同様のダブルス競技で、縦16メートルのコートを使用します。半分の位置に高さ1.7メートルのネットを張り、専用のラケットと硬式より柔らかいボールを使い、バウンドさせないバトミントンの要領でポイントを取り合うものです。初心者でもすぐに試合が出来るため、競技人口が増え、世界的にはやり始めているようです。ブラジルには昨年入ってきたばかりですが、サントスの海岸などでは既に大会も開かれるほどに普及してきました。
 ビーチテニスよりもさらに狭いコートを使ったフットテニスも人気です。テニス同様ダブルス競技で、フットサルのように足だけを使い3タッチ以内でボールを相手コートに返すスポーツで、ボールが落ちたりコートから出たら失点です。いわばビーチバレーの足版というところでしょうか。
 サントスやグアルジャーの海岸では今や、ビーチバレーはすっかり人気が無くなりました。それに代わって人気を集めているのが、アメフトです。先取りの好きなリオデジャネイロでは数年前からブームということですが、激しいコンタクト競技のため初心者にはとっつきにくく、大流行とまではなっていません。
 ビギナーでも1人で気軽に楽しめるのが、立ったままで小さな波に乗る「スタンディングサーフィン」です。昔ハワイで流行したスタイルに、グアルジャーのサーファーたちが注目し始めたサーフィンです。通常のサーフィンと違うのは、オールを使って沖に出たりする点。漕ぎっぱなし、立ちっぱなしで体力が必要ですが、バランス感覚で波に乗れるためサーフィンよりは初心者向けだといいます。海岸によっては、60レアル(約3000円)程度でボードやオール一式をレンタルしてくれ、個人レッスンが受けられることから、徐々に人気が盛り上がってきているそうです。
 さてこうした海浜スポーツ、今夏の日本でも流行るでしょうか。不景気風の吹く日本では、「遊んでいる暇など無い」ということになりそうですね。