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インド製造の世界最安乗用車、ブラジル上陸も

 世界で最も安い乗用車として話題を撒いているインドのタタ・モーターズ製造の「ナノ」が、インド国内で販売され始めました。販売価格は2千500ドル(約24万円)という超低価格です。低価格ということで同車には、「予測の倍」という20万人の購入希望が殺到し、抽選で購入者を決定するという人気ぶり。抽選で購入権を獲得した10万人には、これから順次納車されていきます。しかし、現在の年産能力は6万台のため、購入権を獲得した人でも納車まで1年近く待つ必要があるそうです。
 タタ会長は今後、イタリアのフィアット社と提携、中南米でも販売する意向を示しており、近くブラジルにも登場する可能性が出てきました。同会長は、今年末までには新たな生産ラインを設置し、年産35万台へ増強したいと語っています。