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オイ、クラーロ両社に罰金3億レアル

 消費者保護局の全国消費者保護システムは1日までに、電話通信のオイ、クラーロ両社がコールセンター規制法に背いたとして、3億レアルずつの罰金を科すよう、連邦裁に申し立てました。消費者保護センターによると、消費者応対サービスに関する苦情は電話部門が全体の6割近くを占め、中でもオイ社とクラーロ社に対する苦情が多かったため、罰金を科すことにしたとしています。
 同センターに昨年末から今年5月までに寄せられた移動通信業界への苦情は約390万件。固定電話に関してはオイ社が全体の6割を占め、携帯電話ではクラーロ社が3割を占めています。苦情の多くは、コールセンターの応対が悪い、応対者が一方的に通話を終了するといった内容。全国消費者保護システムは、「一方的な通話の終了は従業員の教育不足ではなく、社の方針」と批判しています。
 この罰金について2社は、正式な通達を受けるまでコメント出来ない、としています。