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冬を迎えた南米で豚インフルエンザが猛威を振るい始める

 冬に入りつつある南米各国ではインフルエンザが猛威を振るい始め、ブラジル保健省は流行地域への渡航自粛を呼びかけています。特に隣国のアルゼンチン(患者数1,213人で7人死亡)及びチリ(患者数4,315人でうち4人死亡)への渡航延期勧告を出し、今ではアメリカ合衆国(患者数21,449人でうち87人死亡)を始めメキシコ、カナダ及びオーストラリアについても渡航延期の勧告を出しました。
 現在、感染が確認された国・地域は98か国10地域で、感染者数は55,867人(うち238人死亡)に上っています。夏場に入り日本では、感染者数998人で国民の関心も薄らいできていますが、ブラジル(感染者数399人)でもこれからが流行の本番を迎えます。在サンパウロ総領事館でも頻繁に警告を出しているほどで、これからブラジルを初めとする南米各国へ旅行の予定がある人は、十分な警戒が必要です。