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7月からサンパウロ州の公共施設など全面禁煙

 サンパウロ州議会は不特定多数の人が利用する施設での喫煙を禁止する禁煙法案を、禁煙推進派の圧倒的多数で可決したため、7月からサンパウロ州全域の屋内を含む公共施設、レストラン、バール(飲食店)、クラブ(バー)などでの喫煙が禁止となります。タバコ業界や飲食業界は、決議に対して猛反発。受動喫煙の防止を推進するサンパウロ州政府との対立が深まっています。
 禁煙となるのは、学校や教会などの公共施設、職場、飲食店、ショッピングセンター、ホテル、タクシーの車内など。個人の家屋や車内、路上以外は全て禁煙となります。これに違反した場合、喫煙者はその場から強制退去させられると同時に施設管理者も含め212〜300万レアルの罰金が科されます。