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ブラジルに現れた緑色の牡蠣

 サンタカタリーナ州フロリアノポリス市周辺の海で、毎年夏になると全面に緑色の海藻のような生物が大量発生し、養殖牡蠣の成長を助けているそうです。最初、養殖業者は緑色になった牡蠣を見て、軟体動物の変形で害があるのではないかと心配していました。
 ところが、同州の州立農水調査庁の専門家が採取した緑色の海藻状生物を分析したところ、良質な海藻で、害を与えるどころか牡蠣の質・味がよくなることが分かりました。この牡蠣を食材に使っているレストランは、今まで見たこともない緑色の牡蠣に驚いていましたが、これまで以上に牡蠣の味が良くなっていることが分かり、胸をなで下ろしています。
 緑色の牡蠣はフランス沿岸にも生息しており、味がいいということで通常の牡蠣の3割高で取引されているそうです。フロリアノポリス市まで旅行されることがあったら、一度賞味されてはいかがでしょう。