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リオ警察、麻薬組織を急襲し大麻1トン押収

 リオ・デ・ジャネイロ警察は、リオ・デ・ジャネイロ市南部のファベーラ・ロッシーニャで麻薬一斉取締りを行ない、3人の容疑者を射殺するとともに1トンの大麻を押収しました。この取締りで組織構成員4人と下働きと思われる2人を逮捕し、現在、警察が取り調べを続けています。
 警察の発表によると、今回の麻薬一斉取り締まりは、ロッシーニャ麻薬密売組織とファベーラ・ラデイラ・ドス・タバジャラスを拠点とする密売組織の縄張り争いを鎮圧するために行なわれました。ロッシーニャの組織がタバジャラスの縄張りに侵入しようとしているとの情報を得た警察が、抗争に発展する前に先手を打って取締りを行ったものです。
 警察は、「射殺された3人は、ロッシーニャの麻薬密売組織の構成員で、いずれも逃亡しようとしたため射殺した」と話しています。