中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

W杯期間中、麻薬取締り強化

 地元メディアによると、W杯ブラジル大会中は多くの観光客が訪れるため、麻薬取引の増加が懸念され、取締り強化のため南米諸国と欧州諸国の警察が情報交換を行う共同作戦を実施することになりました。近年ブラジルは麻薬取引の中心国になっているといわれています。
 ブラジルが麻薬取引の中心国と指摘されるのは、南米諸国の麻薬密売組織の幹部がブラジルに亡命している可能性があるほか、アフリカ経由で欧州やアジアに送られる麻薬の密輸ルートの中継基地としてブラジルが使われていることがあります。麻薬の多くはベネズエラ、コロンビア、ペルー、ボリビアから持ち込まれていると見られています。