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世界生活コストランキングでサンパウロ市は161位

 ここ数カ月のレアル通貨の下落で、毎年行なわれている世界237都市の「生活コスト・ランキング」で、ブラジルの各都市がそろって降下しました。リオは相変わらずブラジル国内で生活費の一番高い都市ですが、国際評価による調査結果では、生活費はラテン・アメリカで3番目に高い都市で、世界では第139位でした。サンパウロ市はラテン・アメリカでは5番目に高く、世界ランキングは161位。ブラジリアが162位になっています。
 昨年度のランキングは、リオが91位、ブラジリアが98位、サンパウロは105位でした。生活費が安くなった原因は、ここ数カ月のレアル通貨の下落と見られています。ドル、円などから見るとレアルが安くなったため、ブラジルの物価が相対的に下がったことになります。ちなみに今年7月頃のサンパウロ市内の定食(昼間の日系レストラン)は25レアル前後で、円に換算すると1500円ぐらいでしたが、今では930円ぐらいです。