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犯罪集団の反乱、東洋街にも波及

 先週末からサンパウロ市は、警察施設や消防署などが襲撃され、バスが焼きうちされるなど騒乱状態が続いていました。15日までのサンパウロ市は騒動が拡大する一方で、グァルーリョス空港やコンゴニアス空港で爆弾が見つかるほど不穏な状態でした。
 日系人の多いリベルダーデ区(東洋街)でも、グロリア通りに面した軍警第一分署が襲撃され、軍警関係者2人が射殺されたのをはじめ、住宅が多いアクリマソン区内の大学FMUの警備員1人が何者かに射殺されるなど、日頃平和な東洋人街周辺も喧騒に巻き込まれました。
 事態はかなり深刻なところまで進み、テレビから流れる情報は深刻なものばかり。サンパウロ市内の大手スーペルメルカード(スーパーマーケット)が一部市民から襲撃されたとか、地下鉄の駅が狙撃されて地下鉄が動かなくなったといった、一時は悪質なデマまで流されました。。
 日系企業でも午後3時前には仕事を打ち切り、社員を帰すなどの企業もあり、学校によっては生徒が通常の半分しか登校していないところもあったようです。ただ17日になって騒ぎは沈静化の方向にあり、市民たちはほっと胸をなで下ろしています。

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http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=10&DO_N_ID=10604