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アルコールプロジェクト始動

 ブラジルのサトウキビから作り、自動車などの燃料に活用できる「エタノール」の対日輸出拡大を目指し、さきごろ設立が決まった「日伯エタノール」が、2008年から営業に乗り出します。同社関係者がルーラ大統領と会談、設立報告した席で明らかにしました。エタノールは自動車用に使用しても二酸化炭素(CO2)を輩出しないため、地球温暖化対策上有効とされています。このため、石油などの化石燃料に代わる燃料として関心を集めています。
 車大国の日本は、ガソリン消費も多く、公害対策をするとすれば、エタノール消費国として大きな市場。生産と消費の両国が手を組んだことで、大きな成果が期待されています。