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日本人旅行者、150万円強奪される

 10月末、サンパウロ市東洋街のホテル玄関で、日本人夫婦(50代)が2人組の強盗に襲われ、現金150万円と2000ドル、およびカメラ2台、時計を奪われました。夫婦はサンパウロ国際空港からタクシーでホテルに到着、荷物を降していたところ、強盗に拳銃を突きつけられ金品を強奪されたものです。夫婦にけがはなかったということです。
 この事件についてサンパウロ総領事館は、「強盗は、空港で被害者を物色、被害者の男性が高級腕時計を着用していたため、目をつけた可能性が高い」と語り、空港で目をつけられないよう、日本からの旅行者は目立たない服装をして、2階の「出発用ロビー」出入り口から空港を出るなどの配慮がほしい、と注意を呼びかけています。
 ついつい日本人は、ブラジルに着いても日本の感覚から抜けきらず、やたらと華美な服装をしたり、周囲に気を配ることもしません。目をつけられ、密かに尾行されることも少なくなく、タクシー、あるいは出迎えの車に乗ったら、絶えず尾行車にも警戒する必要があります。
 ブラジルに限らず外国では、安全ボケしている日本人はドロボーの標的になりやすいといわれます。海外に出るときは、安全には特に注意したいものです。