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アマゾン地域干ばつで住民は嘆き節 

 北部アマゾン地域は大干ばつ、逆に中部のパラナ地域は大雨続きと、このところブラジルは異常気象に見舞われています。アマゾン河流域のポルト・ベーリョ市に50年近くすむ日本人移住者(雑貨店経営)は、「アマゾン河の異常乾燥で水量が少なくなり、マナウスから上流には大型船が航行できなくなりました。このため、ガソリンが不足して値段が上がるなど、日常生活に大変な影響が出ました」と語っています。
 同氏によると、この50年間で、こんなに川が干上がったのは初めてだそうです。アマゾン河の支流の一つ、マデイラ川の水位は平均13メートルなのが、先月半ばに2メートルまで、6分の1以下になってしまったといいます。現在水量は、徐々に回復してきているそうです。