ブラジルのメディアによると、ベネズエラの石油大臣エル・アイサミ氏が20日、辞任を発表し、ベネズエラ国営石油会社を含む汚職捜査により、少なくとも6人が警察に逮捕されました。透明性に欠けると評されるベネズエラでは、汚職で政府関係者が逮捕されるのは稀といわれます。
汚職容疑で逮捕されたのは市長、裁判官2人、政府関係者3人で、国営テレビ放送関係者によると、そのうち少なくとも2人（貿易・物資担当と海運部門担当）が石油会社に関係しているといいます。
エル・アイサミ氏は「石油会社における汚職の調査に対し、これをサポートするために石油大臣を辞任する決断をした」とツイッターで述べています。同氏は2020年から大臣の要職にありますが、麻薬密売とのつながりを疑われ、米国の制裁を受けています。この件について同氏は否定しています。
