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メキシコで地下鉄の衝突事故、1人死亡、57人負傷

 ブラジルのメディアによると、メキシコシティーで7日、地下鉄2台が衝突し1人が死亡、57人が負傷しました。同市検察庁は事故の調査に着手しました。同市のシャインバウム市長は、「57人が負傷し、中には軽傷だが病院に収容された人もおり、残念ながら1人が死亡している」と報道陣に説明しました。

 また市長は言葉を続け、「事故は午前中に発生し、メキシコの首都で北から南へ走る地下鉄3号線のポトレロ駅とラ・ラザ駅の間で2台の列車が衝突した」と説明し、「深刻な状態にあるのは運転手だ」と付け加えました。メキシコのロペス大統領は、事故の犠牲者に哀悼の意を表明しています。

 メキシコシティの地下鉄は1969年に開通し、全長226キロメートル、12路線195駅があります。2021年現在、これまでに8億3700万人の乗客を運んだと当局は試算しています。これまでで最も悲劇的な事故は、2021年5月の列車とともに地下橋が崩落した事故で、26人が死亡、数百人が負傷しました。