中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

米国入国を目指しベネズエラ人移民キャラバン隊が北上

 ブラジルのメディア19日付によると、米国への入国を試みるベネズエラ人の移民キャラバン隊約1000人がメキシコを横断して米国を目指しています。彼らは2,800km離れた米国への入国を目指し北上を続けてきました。先ごろ米国とメキシコ両政府は、ベネズエラ人の米国への入国は24,000人に限定され、空路のみと合意しています。

  米国当局によると、2021年10月以降、米国南部の国境から入国したベネズエラ人は15万5千人以上になっています。メキシコの移民研究所は、このキャラバンで渡航するベネズエラ人は米国への入国を許可されないと警告しています。

 キャラバン隊の一人は、「不公平だ。多くの人が長旅で疲れ果てているところに、こんなニュースを流すなんて」と憤慨、人々の流れを止めようとする米国の新しい移民政策に抗議しています。先に行進を開始し、すでにアメリカとの国境に到達している人たちも、国境の橋で数日前から数十人がデモを行い、通行を妨害しています。