中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

キューバで燃料タンクが爆発、1人死亡、17人行方不明

 ブラジルのメディアによると、キューバ西部の都市マタンサス(ハバナの東約100キロ、人口14万人)で5日、燃料タンク2基が爆発し、少なくとも1人が死亡、121人が負傷し、17人が行方不明になっています。6日も消防隊による消火活動が続けられています。

 国営キューバ石油連合は、燃料タンクの爆発は落雷によるとしています。マタンサス州保健局によると、負傷者121人の大部分はやけどで入院しました。そのうち85人はすでに退院、36人がまだ入院中(5人が重体)で、17人が未だに行方不明です。

 キューバ大統領府は「石油の問題で経験のある友好国からの援助とアドバイスを要請した」と発表しました。この要請に応じ、メキシコ、ベネズエラ、ロシア、ニカラグア、アルゼンチン、チリの各国政府が物質的支援を提供し、米国も技術的なアドバイスを行いました。

 各国政府の支援に対しミゲル・ディアス・カネル大統領は感謝の言葉を述べるとともに、「鎮火にはまだ時間がかかるかもしれない」とコメントしました。マタンサス市当局によると、落雷が直撃したタンクには52,000立方メートルの重油が入っていました。