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アマゾンで知らないうちに横領犯になった主婦

 アマゾンのアマパ州マカパ市に住む主婦が別居中の夫の金と勘違い、横領の疑いで警察に捜査されています。ブラジルのメディアによると、元夫は友人から50万レアル強を預かっていましたが、妻はそれを夫の金と思い込み使用、預けた夫の友人が告訴して公になりました。

 警察は主婦の住む家を21日に家宅捜査、50万レアルのうち2ドル、2,340ユーロ、35万レアルと約70%を回収しました。22日に主婦の事情聴取を行う予定です。

 これまでの調べによると、夫の友人である被害者は不動産の売却やその他のサービスの対価として56万7000レアルを受け取ったのですが、友人は夫にお金を預かってもらうことにしました。金を預かった夫は妻と別居を始め、しかも妻は夫が住居に近づくことを禁止する保護措置を取り、夫は預かった金を取りに行けません。そのうちに妻はその金を使い始め、夫の友人は預けた金を横領されたと告発することになりました。

 警察は「現在、裁判所に連絡、回収された金額を被害者に返すか、できれば捜査が終わるまでは司法口座に預けておきたい」と話しています。使い込んだ主婦は拘束されてはいませんが、22日に事情聴取を受ける予定です。もし、流用が証明されれば、彼女は1年から4年の禁固刑に処されます。