ブラジルのメディアによると、ブラジル・レアルに対するドル安傾向が止まりません。4日の金融市場でも米国ドルは1.27%下落し4.6076レアルになりました。2020年3月、4.5806レアルで引けて以来の安さです。ドルは月に3.19%、年に17.35%下落したことになります。
レアル高の原因は物価高と高水準の金利です。投資家が海外との金利差で利益を得ようとレアル買いに走り、ドルの流入が増加し続けています。そして物価高は、インフレを懸念する中央銀行がセリック金利(政策金利)をさらに引き上げるのではないかという予想になり、これもドル流入の原因になっていす。
ブラジルは現在、ロシアに次ぐ世界第2位の高金利国です。