ブラジルのメディア6日付によると、ペルーのヘクター・ヴァレル首相が新内閣発足から3日後の5日、ペドロ・カスティヨ大統領に辞任を申し出、事実上辞任しました。辞任は家庭内暴力が表沙汰になり、批判が巻き起こったためです。ヴァレル首相は過去40年間で最も短い首相の1人になりました。
ヴァレル首相は「娘と亡き妻に暴行を加えた」という告発を全面否定していました。しかし、5日、記者団を前に「私は、侵略者と暴力のイメージを構築したペルーの極右グループに属する新聞によって撃たれ、敗北を受け入れざるを得ない」と辞任を明らかにしました。
ヴァレル氏は62歳になる弁護士兼議員で、2016年に妻と娘が家庭内暴力の疑いで彼を非難したとリマのメディアが報じてから、批判の嵐が起きていました。同氏は虐待者であることを否定し続け、「家庭内暴力で有罪判決を受けたことは一度もない」と強調していました。