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連邦警察が大統領から事情聴取

 ブラジルのメディアによると、ボルソナロ大統領は3日、連邦警察に「連邦警察に政治的に干渉したかどうか」について証言しました。大統領は「警察に干渉したり、特権的な情報を入手したりするつもりはなかった」と証言し、政治的な圧力を行使してはいないと弁明しました。

 この調査は、昨年4月に行われた司法長官事務所の要請で、連邦最高裁の指示で連邦警察が開始しました。セルジオ・モロ前法務大臣の「大統領は家族や支援者を守るため、リオデジャネイロの連邦警察長官の交代を要求した」との告発を受けてのものです。

 大統領は警察に対し、「当時の長官と意思の疎通がうまくいっていなかったので交代させた。警察に干渉する気は全くなかった」と証言、政治的意図を否定しました。長官の交代を阻止しようとしたモロ前法務大臣は、長官交代後に辞任しました。