中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

路上生活者が増加=サンパウロ市=

 ブラジルのメディア23日付によると、2年間でサンパウロのホームレス人口が30%以上増加しました。サンパウロ市は定期的に路上生活者の調査を実施しており、路上生活者が確実に増加していることを確認しています。

 国勢調査によると、同市内の路上生活者は約3万2千人でしたが、この2年間で、31%増加しました。数字には避難所に一晩滞在した人もカウントされています。最新の国勢調査では、増加率は54%に達しています。

 路上生活者の調査が初めて実施されたのは2000年で、当時、サンパウロの10,000人のうち8人が路上生活者でした。 20年経ち、その割合は26人に跳ね上がりました。ホームレスの世話をしている神父は、「彼らは通りや避難所にいるだけではない。穴の中にいたり、接触が難しい場所にいることもある。彼らの生活に精通していなければ、実数を知るのは難しい」と話しています。