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寒波襲来でホームレス死亡=サンパウロ市=

 ブラジル南部・南東部で先週から寒気の北上に伴う朝晩の冷え込みが続いています。国内メディアの報道では、13日、南部のサンタカタリーナ州山間部で気温がマイナス8.5度まで下がりました。パラナ州でもサンタカタリーナ州との州境でマイナス6.9度となったほか、州都クリチバ市の気温もマイナス1.3度まで下がりました。この寒さは数日続く見通しです。
 サンパウロ市でも13日、同市南部で12年ぶりに0度を記録しました。同州南部では1度未満となった地域が多く、サンパウロ市内の気温も5度まで下がりました。同市ビジネス街のパウリスタ大通りにある地下鉄駅前で12日、男性のホームレス(路上生活者)が死亡していました。寒さが原因と見られています。カトリック教会によれば、その他に寒さで2人のホームレスが死亡しています。市役所では先月後半から、保護施設の拡大などでホームレス対策を強化しています。

リオでも低温

 暖かいはずのリオデジャネイロ市内でも13日には8.6度を記録し、2002年の観測開始以来最も低い気温になりました。