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ブラジルでも二重感染の「フルロン」確認

 ブラジルのメディア3日付けによると、リオデジャネイロ、セアラ、サンパウロ3州で新型コロナとインフルエンザ両方に感染した「フルロン」患者が現れており、専門家は今後増加の可能性を指摘しています。

 「フルロン」は「インフルエンザ」と「コロナウイルス」を組み合わせた造語で、二重感染を意味します。この二重感染者は1日、イスラエルで始めて確認され、「フルロン」と呼ばれるようになりました。

 ブラジルの3州でもこの「フルロン」感染者が確認されたもので、インフルエンザのような症状で病院に行き検査の結果、両方のウイルスで陽性でした。専門家は「両方のウイルスが体内にあり、何時発症してもおかしくない」と述べています。

 「二重感染は拡大する」と指摘する専門家は、「2つのウイルスが同時に循環し、感染性が高いため、二重感染が増加する。したがってワクチン接種を最新のものにする必要がある」と警告しています。