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ブラジルで森会長辞任を報道

 ブラジルメディアは12日、東京オリンピック組織委員会森喜朗会長が「性差別的なコメントに圧力を受け辞任した」と早速報じています。報道内容は以下になります。

 森会長は12日に東京で開かれた会議で、「私の発言は多くの混乱を引き起こした。本日、会長職を辞任する」と述べ、辞任の意向を表明しました。会長で元首相の同氏は東京オリンピック理事会で、「女性は会議で不便な存在だ」と性差別的な発言をして各方面から非難され、追い詰められていました。この件では、菅義偉首相も野党から攻撃されています。

 同会長は理事会で「女性は会議では、競争心があって話が長くなる。そして誰かが手を挙げれば、自分もなにか話さなくてはと手を上げる。女性幹部を増やすなら、発言時間をある程度制限しないと、会議がなかなか終わらず、イライラする」と述べたことで内外から非難を浴び、発言翌日には「発言を撤回する」と謝罪したものの、バッシングは収まりませんでした。

 東京オリンピック新型コロナウイルスの蔓延により1年延期され、7月23日から8月8日まで開催される予定です。しかし、多くの日本人は大会の中止を主張しています。