中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ブラジルで隕石フィーバー

 ブラジルメディア10日付報道によると、ペルナンブコ州の辺鄙な町に落ちた隕石がインターネット上で約5,600レアル(約11万円)で販売されていると話題になり、町は隕石フィーバーに包まれています。

 隕石は2020年8月19日に空から落ち、数日後、14,000人の住民の街にブラジルや他の国から研究者や「隕石ハンター」が押し寄せてきました。この「隕石ハンターたち」は住民が拾い集めた隕石を1グラムあたり 20レアルから 40レアルで買い求めていましたが、いまはそれが300レアルに急騰し、ついにはネット上で隕石一欠片が5,600レアルで転売され始めました。

 ネット上で転売を初めたのは、ペルナンブコ州の隕石落下村で1グラムあたり20から40レアルで買い求めた外国人2人(アメリカ人とプエルトリコ人)で、売値は1グラムあたり300レアルで購入価格の10倍以上の価格です。

 市内に落ちた最も重い石は約40 kgで、外国人やブラジル人研究者の嫌がらせにもかかわらず、まだ販売されていません。おそらく身元を明かしたくない市民が持っていると見られています。