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対応が遅いと非難される日本政府

 ブラジルメディアによると、日本政府はコロナウイルス感染者の急増を受け5日、非常事態宣言や東京など大都市住民の外出制限について検討を始めました。安倍晋三首相は6日にも非常事態宣言を出すと見られています。

 日本の厚労省は5日、コロナウイルスの新たな感染者378人と3人の死者を発表しました。これで日本の感染者総数は4,366人、死者は84人になりました。日本政府は、非常事態宣言や外出制限に対する対応に時間がかかりすぎ、検査が順調に行われていないと非難を受けています。

 一方、ジョンズホプキンス大学は5日、米国でコロナウイルスによる新たな死亡が1,147人なったと発表しました。現在、同国の死者は9,643人、感染者は337,620人に達しています。世界中の感染数は総計127万人になりました。

 米国についで感染者が多いのはスペイン、イタリア、ドイツ、フランスの4カ国ですが、一部にはスペインでの死者の減少などから、欧州における感染者はピークを過ぎつつあるのではと言われています。ブラジル保健省は5日、コロナウイルス感染者を11,281人、死亡者を487人と発表しました。死亡者が出ていないのはアクレとトカンティンス2州だけです。