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サンパウロ州は強制力ある規制を継続

 地元メディアによると、サンパウロ州政府は7日、6日にコロナウイルスによる死者304人、感染者4,866人になったことを受け、8日から22日まで外出規制やウイルス検査、集会規制をこれまで通り続けると発表しました。これは5日に発表された速報値よりも実際の死者が29人も多くなった危機感から延長したと思われます。

 サンパウロ州の規制は「不服従の場合には警察力を使用する」という強制力のあるもので、州政府は「州内のコロナウイルスの進行を抑えるためにはやむを得ない措置」と述べています。感染症専門家は、これまでの規制を撤廃、住民の外出規制がされなければ、これから州内の死者は5000人に達すると警告しています。