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19年のGDPの伸び0.8%

 27日付伯メディアによると、ブラジル中央銀行が2019年国内総生産GDP)成長率の予想をプラス0.8%と発表しました。これまでは前年比プラス2.0%としていましたが、成長ペースが今年は大幅に減速すると下方修正したと見られます。中銀は「(プラス0.8%という)成長見通しは改革と経済の調整が継続されるのを条件としており、今後は経済活動の回復ペースが上がるという期待が織り込まれている」と話しています。

 19年第1四半期(1~3月)のGDPは前期比(18年第4四半期)0.2%減でした。中銀は、GDPは今年の「第2四半期(4~6月)にもほぼ横ばい」との見方を示し、GDPは2四半期連続でマイナス成長として、新たなリセッション(景気後退)に入る可能性を排除していません。

 なお、100を超える金融機関のアナリストらに聞き取り調査をした中銀の週次レポート最新版では、金融市場野予想として、成長率をプラス0.87%としています。