地元での報道によると、自動車メーカーのメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)は15日から、サンベルナルド・ド・カンポ工場(サンパウロ州)でのトラック、バス生産の無期限休止に入りました。同工場の従業員は約1万人で、生産休止期間中も給与は支払らわれます。同社は「ここ数年の商用車の激しい販売落ち込みによって、同工場は2000人を超える余剰人員を抱えている」と説明しています。
メルセデス・ベンツは今月5日、同工場で人員削減を行う考えを示していましたが、解雇日や人数などについては明らかにしていませんでした。
ABCパウリスタ地区の金属労組よると、同社は生産休止決定についての説明文書を12日に従業員に送っています。文書には「来週、生産活動を再開する日を知らせる。各自の雇用契約の終了について、すべての関係者に対して個々に知らせる」と記されていました。