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大統領弾劾求めサンパウロ市内でデモ

 地元メディアによると、ジルマ政権に反対する市民の抗議活動が19日、サンパウロ市内で行われました。参加者は顔を緑色と黄色に塗ってブラジル国旗を持ち、同市内西部のピニェイロス地区からコラサン・デ・マリア広場まで歩き抗議しました。参加者は主催者発表で2000人でした。
 抗議活動の一行が掲げていた横断幕には「ジルマなしのクリスマス」「ブラジルはもうこれ以上出血に耐えられない」「歓迎クーニャ(下院議長)」「ジルマ出て行け」などと書かれていました。
 抗議活動を主催したグループ「Vem Pra Rua」のロジェーリオ・チェケル氏は、ジルマ大統領の弾劾申請に向かうようエドゥアルド・クーニャ下院議長に圧力をかけることがこの日の活動の目的で、サンパウロ市のほか6都市で同様の抗議活動が行われたとしています。また、同グループのアデライデ・デ・オリベイラ氏は、大統領であっても、罪を犯したものは処罰されなければならないと語り、ジルマ大統領は昨年の財政目標を達成しなかったと指摘しました。