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デング熱大流行で死者7人以上=サンパウロ州=

 地元メディアによると、今年に入ってサンパウロ州内陸部でデング熱が大流行、厚生省は昨年12月6日にデング熱チクングニヤ熱の病原体ウイルスを運ぶ「ネッタイ シマカ」の撲滅を目指し全国キャンペーンを展開しています。デング熱によるとされる死者は1月29日の時点で州内だけでも7人に上るとみられ、市によっては住民が不在の場合は保健局が民家の門を破って中に入って殺虫剤を散布しています。
 ソロカバ市では昨年7月から季節外れの流行が始まっています。同市では7月から年末までに122人が、さらに今年最初の3日間で同市では16人がデング熱と診断されました。これは昨年同時期と比べ1000%の増加です。
 マリリア市では26日に元教師の女性がデング熱の診断を受けた直後死亡し、グアララぺス市でもデング熱の診断を受けた糖尿病患者の男性(65歳)ほか2人が死亡、28日になってリンス市で出血性デング熱の診断を受けた44歳の男性が死亡しました。29日にはカタンヅーバ市で2人の男性(68歳、77歳)がデング熱の診断後に死亡しています。