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更衣室での撮影など マナー問題が急増

 地元メディアによると、ブラジル国内のスポーツジムでは、更衣室内での自撮り(セルフタイマー)などマナー問題が急増しています。スポーツジムの会員らは鍛え上げた自分の肉体に陶酔し、有名人に限らず一般人でも多くの人がジム内で写真を撮ってインターネットに投稿します。しかし、更衣室での自撮りは着替え中の人まで写真に写り込んでしまう場合があり、プライバシー侵害が問題として浮上したのです。実際にスポーツジムの中には苦情が出たため、更衣室内での撮影を禁止する張り紙を出したところもあります。
 トレーニングルームでも運動中に写真やビデオ撮影をする人が増えていますが、自撮りはマナー問題の氷山の一角に過ぎず、スポーツジムではその他にもさまざまなマナー違反がみられようです。
 あるスポーツジムの従業員エドアルド・ネットさん(51)は、「常連の会員が自分をジムの主だと勘違いして、いつも使っているエアロバイクに他人が乗っていると怒り出して口論に発展することもある」と話してくれました。中にはトレーニングマシンを占領したり、マシンについた汗を拭きとらなかったりする人もよく見られ、ジム内でのマナー順守を訴える声が強くなっているのです。スタイルの良い女性に声を掛けた男性会員と、その女性の恋人の男性の間で口論が起きたこともあるそうです。