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ジルマ氏がリード広げる マリーナ氏は後退

 地元メディアによると、ダッタフォーリャ社が26日発表した大統領選候補の支持率調査結果で、再選を狙うジルマ大統領(労働者党=PT)と対抗馬でブラジル社会党(PSB)から出馬予定のマリーナ・シルバ元環境相(レデ党=Rede)との差が前回調査の7ポイントから13ポイントへと拡大したことが判りました。他社の調査結果でもジルマ氏優位が報道されています。
 ダッタフォーリャ社の調査結果では、ジルマ氏の1次投票での支持率は1週間前の前回調査時の37%から40%へと3ポイント増加し、マリーナ氏の支持率は30%から27%へ3ポイント減少しました。有力候補の一人アエシオ・ネべス氏(ブラジル社会民主党=PSDB)の支持率は18%で大きな変化は見られません。同調査は25〜26日、全国402都市に住む1万1474人の有権者を対象に行われ、誤差は上下2ポイントで信頼度は95%となっています。
 ジルマ、マリーナ両氏による決選投票となった場合の支持率調査では、前回調査時に44%だったジルマ氏への支持率が47%に上がり、マリーナ氏の支持率は46%から43%に下がりました。前回調査時にはマリーナ氏がジルマ氏を2ポイント差で引き離して誤差2ポイントを考慮すると実質上の引き分けとなっていたものの、今回はジルマ氏が逆に4ポイント差でリードする形になり、統計上はっきりとジルマ氏有利が見えてきました。