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「ジャパンハウス」をサンパウロ市に創設=日本政府=

 日本外務省は1日、日本の魅力の発信基地となる「ジャパンハウス」をサンパウロ市に創設する計画を発表しました。サンパウロ訪問中の新居(あらい)雄介外務省外交戦略課長が明らかにしたものです。創設目的は、日本人・日系人・ブラジル人に対して日本文化を発信、ブラジルを始め中南米で「親日家を育成」することにあり、来年の日・ブラジル修好120周年記念事業の一つです。
 「ジャパンハウス」は世界6カ国(主要都市中心)で進める予定で、予算も500億円が計上されています。具体的な内容はこれからですが、日本としては来年早々にも実現させたいとしています。
 ジャパンハウスは現在、ロンドン(イギリス)、ロサンゼルス(米国)、サンパウロの3都市同時に設置構想が進められており、ジャカルタインドネシア)、香港(中国)、イスタンブール(トルコ)でも下準備が始まっています。
 新居課長によると、現在は予算申請を行っている段階。場所や建物は、予算の額にもよるが、「人通りの多い場所で、観光客だけでなくサンパウロに住む人々が出入りしやすい所」を条件に物色しているそうです。
  来年は日・ブラジル修好120周年という記念すべき年。新居課長は「ジャパンハウスは、『サンパウロを含めるべき』という安倍首相の強い意向で進め ているもので、来年の日・ブラジル修好120周年のタイミングで開始すべく設置を加速させたい」としています。