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深刻化するサンパウロ州の水不足

 地元メディアによると、210万人の住民が節水生活を強いられるほどサンパウロ州は、過去数10年間で最大の水不足に悩まされています。地元紙が州政府や州政府が委託した第三者が水の供給を行っている200都市を対象に調査を行い分かったもので、州内に住む20人につき1人が自宅や商業施設の蛇口から決まった日時に水が出なくなる不便な生活を強いられています。
 サンパウロ州水道会社が水を供給している都市の中にも、実質上の節水政策が行われている地区があります。
 サンパウロ市を含む州内364都市2770万人に水道サービスを提供しているサンパウロ州水道会社は、表向き節水政策を行っていないとしていますが、これらの市の住民からは夜間に蛇口から水が出なくなるという苦情が出ています。