地元メディアによると、連邦警察は、データを傍受して犯罪の容疑者を突き止める特別捜査「ラバ・ジャット(洗車)」を開始し、マネーロンダリング(資金洗浄)などの犯罪に関与した容疑者の逮捕に成功しています。
マネーロンダリングに手を染める犯罪者らは、警察による盗聴を避けるためコードネームや一般的な電話回線に仕掛ける特殊なプログラムを使用してきましたが、最近ではより安全な連絡手段としてメッセージが暗号化されるブラックベリー(BBM)やスカイプ(Skype)のチャット、ワッツアップ(WhatsApp)のメッセンジャーなどを利用して警察の追跡から逃れていました。
連邦警察は今回の特別捜査に先立ち、ブラックベリーやスカイプ、Eメールで送信されるリアルタイムデータを傍受するために裁判所から許可を取り、違法取引の摘発が可能となりました。これにより両替商のアルベルト・ヨウセフ容疑者、カルロス・シャテル容疑者、ラウル・スロウル容疑者、ネルマ・コダマ容疑者らを逮捕しています。