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サンパウロ州内陸部で大型恐竜の化石発見

 地元メディアによると、サンパウロ州アルバロ・デ・カルバーリョ市の住民が巨大な恐竜の化石を発見し、話題になっています。発見者したのはセルジオ・ビスポさんで、川辺の岩の上で恐竜の化石を見つけました。過去にマリリア市(サンパウロ州)内の古生物学博物館を訪れたことがあったビスポさんは、化石の可能性があると考え鑑定を依頼、鑑定で6500万〜8000万年前の白亜紀に生息していた恐竜の化石であることが明らかになりました。
 同地域では1990年から恐竜の化石調査が行われています。古生物学博物館のウイリアン・ナバ館長はビスポさんと3日間にわたる発掘作業を続け、化石を掘り起こすことに成功しました。ナバ館長は、発掘された長さ約1メートルの骨はチタノサウルスの骨格の一部である可能性が高いとしています。
 この発見で、白亜紀からジュラ紀にかけてサンパウロ州の内陸部には大型恐竜が生息していた事実が確認されました。