キリンホールディングス（三宅占二社長、本社＝東京都）の子会社であるブラジル・キリン（Brasil Kirin、本社＝サンパウロ州）は今年３月から、サンパウロ州内の同社工場でビール「KIRIN ICHIBAN」（一番搾り）の生産を開始します。地元メディアが伝えました。
プレミアム（高級）ビールとして売り出される「KIRIN ICHIBAN」の小売り価格はブラジルで売られている一般的なビールよりも高い１本（３５５ミリリットルびん）８〜10レアル程度になる予定です。この価格は、プレミアムビールとしてすでに一定の人気を集めているオランダの銘柄「ハイネケン」の価格の３〜４倍程度になり、非常に強気な価格設定です。
「キリン一番絞り」の12年の販売数は欧米やアジア地域では増加していますが、日本国内では前年比1.3％減の3300万ケース（１ケース24本入り）にとどまっています。
