中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ドイツ人旅行者、ファベーラで撃たれる

 観光旅行でリオ市を訪れていたドイツ人のフランク・ダニエル・バイジャインさん(25)が31日、サンコンラド区のロシーニャ貧民街(ファベーラ)で銃撃される事件が起きました。地元での報道によると、友人と共にリオを訪れたバイジャインさんは、ロシーニャ貧民街を観光目的で訪れて強盗犯に拳銃で脅され、逃げようとしたところを撃たれたものです。
 警察によると、バイジャインさんは通称「ロウパ・スージャ」地区の路地で倒れていたところを住民によって平和維持警察部隊まで搬送された後、近くのミゲル・コウト病院に移されました。銃弾が肝臓と胸に達する重体で、現在も治療中です。
 2日になってロウパ・スージャ地区に住む15歳の未成年が男性に付き添われ平和維持警察部隊に自首してきましたが、旅行者専門警察の尋問にシドロモドロの供述で一貫性がなく、虚偽の自首だったことがわかりました。未成年者の場合、刑が軽くなるのを見越した強制による身代わり自首と見られています。