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3月の貿易収支、過去最高の黒字

 現地の報道によると、今年に入ってから単月赤字が2カ月続いていた貿易収支が3月になって黒字に転じました。開発商工省が1日発表したもので、3月は輸出が193億2300万ドル、輸入が191億5900万ドル、収支は1億6400万ドルの黒字でした。1日当たりの取引額は、輸出が昨年同月比1.6%増、前月比11.8%増の9億6620万ドル。輸入は11.6%増、2.5%増の9億5800万ドル。輸出入ともに3月としては過去最高でした。
 1次産品の輸出はトウモロコシ、鶏肉、牛肉がそれぞれ昨年同月に比べて拡大し、石油が33%落ち込んでいます。半製品、完成品の輸出はいずれも昨年に比べて拡大。主に砂糖とパルプが半製品輸出を伸ばし、冷凍オレンジジュースや自動車、エンジン・発電機などが完成品輸出拡大の原動力になりました。
 輸入も全カテゴリーで昨年同月を上回り、伸び率は資本財が12.0%、原料・中間財が11.6%、燃料が15.8%、消費財が7.4%でした。