日本のサッカー番組などに出演している女優の加藤理恵さん（27）がブラジルを訪問、W杯開催各地を取材しました。サンパウロ新聞社を訪れた加藤さんは「昔、日本では全くブラジルのことが知られていなかったので、自分がブラジル人だとは言いにくかったが、今はブラジルの注目度はどんどん上がっているのでうれしい」と話しました。
加藤さんは東京生まれですが、日系２世の母親を持つ日本とブラジルの二重国籍者。小学生のころから子役として芸能界で活躍し、これまで映画やテレビドラマなどに出演してきました。一時期、芸能人女子フットサルチーム「ミスマガジンフットサル」に所属していたこともあり、現在は「スカパー！」のサッカー番組「マッチデーＪリーグ・Ｊ１リーグ編」のキャスターを務めています。
今回のブラジル滞在では、リオやクリチバなどワールドカップを来年に控えたブラジルの各都市を約１カ月かけて取材。ワールドカップの開催期間中に日本人サポーターが、ブラジルをどう楽しんだらいいかなどについて、帰国後に雑誌などでレポートする予定です。
日本ではクラブワールドカップに出場したサントスやコリンチャンスの活躍で、ブラジルのサッカークラブを知った人が少なくありません。ブラジル・サッカーの人気が高まった今、加藤さんが「ブラジル人だ」というと、「かっこいい」「うらやましい」と言われるほど、日本人のブラジルへの関心が高まっているとも話ました。
