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リオ市の刑務所で集団脱獄

 地元紙によると、リオ市内のビセンテ・ピラジベ刑務所で3日、受刑者31人が集団脱獄を図り27人が脱獄に成功しました。リオ市民警察は、脱獄犯らは親類の家などに逃げた可能性が高いとして、刑務所を訪れた家族らの住所を調べ犯人逮捕に全力をあげています。脱獄犯の中には、2002年にグローボ局のジャーナリスト、チン・ロペス氏を殺害し懲役23年の実刑判決を受けたクラウジーノ・コエーリョ受刑者(通称シュシャ、ルッソン)も含まれています。
 調べによると、刑務所の中庭のマンホール内に5メートルのトンネルが堀られ、長さ450メートルの下水道につながっており、脱獄犯らはこの地下道を通り脱走したものです。下水道の中でもたもたしていた受刑者4人は直ちに逮捕されました。マンホールから下水道を通り地上に達するまで7時間はかかったと見られ、4人は逃げ遅れたものです。