地元メディアによると、サンパウロ州サンジョゼ・ド・リオ・プレット市内のイタウー銀行支店で、銀行員の対応に憤慨した高齢女性が拳銃で支店長を脅したため逮捕されました。逮捕されたのは元教員のジャネット・ベンファッチさん（73）で、７月31日、同支店の窓口で５００レアルを引き出しましたが、帰宅後に50レアル不足していることに気付きました。以前から窓口の女性行員の応対に不満を抱いていたベンファッチさんは怒り心頭に発し、自宅に保管していたリボルバー銃を持って銀行に押しかけたものです。
調べによると、銀行の金属探知機が機能しなかったため、ベンファッチさんは拳銃を銀行内に持ち込めたようです。行内で前日の女性行員を探しましたが休暇中で見当たらず、支店長に拳銃を向けて不足額を要求しました。支店長は要求に応じず軍警察に通報、ベンファッチさんは仕方なく銀行から外へ出、自宅に帰宅したところを逮捕されました。
軍警察は、ベンファッチさんが拳銃を撃つ意思がなく、不足金額を取り戻そうとして理性を失った行動をしたにすぎないとして、同日中に保釈金４１５レアルで釈放しました。
国内では最近、銀行や公共施設、電話窓口などの顧客に対するマナーの悪さが社会問題となっています。
