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賃貸増加、売買減少=サンパウロ州=

 サンパウロ州地方不動産ブローカー協議会が州内37市の不動産業者1440社を対象に実施した調査で、今年5月の同州内中古住宅市場は賃貸借契約が増加し、売買契約が減少していたことが分かりました。同協議会が18日発表、地元メディアが報じたものです。報道によると、5月の中古住宅(一戸建て及びアパート)賃貸成約数は4月を4.38%上回る3352戸に上り、3カ月連続での縮小を経て拡大に転じています。1〜5月累計では同成約数は10.75%拡大しています。
 売買物件の動向は賃貸のそれと正反対の動きを見せ、5月の成約数は前月比で4.91%減少、3カ月連続で増加してきたのが減少に転じています。5月までの2012年累計では4.86%も落ち込みました。
 賃貸契約の上昇は、金利低下で不動産投資への人気が落ちず、中古住宅を購入し賃貸に回す投資家が多いのではと見られています。