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川崎重工が合併事業に参加

 川崎重工(長谷川聰社長、本社/兵庫県)は先ごろ、ブラジルにおけるドリルシップ建造等の合弁事業へ参加することを決定、すでに合弁契約書の調印を行いました。ブラジル大手総合建設会社であるオデブレヒト、オーエーエス及びユーティーシーによって各種海洋構造物、各種船舶の製造販売を目的に設立された造船所エスタレーロ・エンセアーダ・ド・パラグアス(バイア州)へ30%出資するとともに、技術移転を行います。
 ブラジルでは、超大深水プレサル層から相次いで油田が発見され、この開発・掘削のためのドリルシップやFPSO(洋上石油・ガス生産設備)をはじめとした各種船舶の需要が急伸しています。同造船所は、ブラジル投資会社セッテ・ブラジルからより発注内示を受けるなど、積極的に受注活動を行っています。投資会社が発注する船は、ブラジル国営石油会社ペトロブラスが用船予定のドリルシップ6隻です。