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サンパウロ市郊外でペンキ職人が日系姉妹殺害

 10月29日、サンパウロ近郊のスザノ福博村で日本人移住者が強盗グループに応戦し射殺されるという事件がありましたが、11日夜には隣町のモジ・ダス・クルーゼス市の高級住宅街で日系人姉妹が包丁で刺殺される事件が起きました。刺殺されたのは、同市のレナッタ・デ・カシア・ヨシフサさん(21、裁判所研修生)、ロベルタ・ユリ・ヨシフサさん(16、学生)姉妹。警察は、ヨシフサさんの家に15年間出入りしているペンキ職人アントニオ・カルロス・ロドリゲス・ダ・シルバ・ジュニオールを逮捕、本人も調べに犯行を認めています。殺害動機については強姦目的ではないかとの見方もありますが、犯人は供述を曖昧にしておりハッキリしていません。

包丁で首を刺す

 警察によると、犯行当日、レナッタ、ロベルタ姉妹は自宅に2人きりでいました。そこへダ・シルバ容疑者が侵入し、最初に姉のレナッタさんの首を包丁で刺し、続いて妹のロベルタさんを同様に包丁で首を刺して殺した、としています。殺害現場からは包丁3本、携帯電話のチップ、ライターやタバコの吸殻のほか、ダ・シルバ容疑者の血に染まった洋服などが発見されている。