アマゾン河口の町ベレン市が州都のパラー州をパラー州、カラジャス州、タパジョス州に３分割するかどうかを決定する州民投票が、12月11日に行われます。分割が実施されれば1988年、憲法制定時にトカンチンス州が創設されて以来の新州誕生となります。
今回のカラジャス州、タパジョス州の創設には10億レアルの予算措置が行われる予定です。トカンチンス州創設時には６億８千万レアルが投じられており、新設が予定される２州も同様に投資を申請すると見られています。
新設のカラジャス、タパジョス両州は全州補助基金給与の増額も検討されており、決定すれば他州の予算が減額されることになります。州分割に関する州民投票の焦点は予算関係が重視されており、新州の創設支持者らは政府の予算措置に期待しています。これに対し創設反対者は「国家予算は底をついている」と警告しています。
