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各種料金の半額化を目指す「青少年条例」が議会通過

 地元メディアによると、下院議会は15〜29歳の青少年を対象とする「青少年条例」の原案を承認しました。同条例は健全な青少年を育成するための環境整備を目的としたもので、これから上院議会で討議されます。
 青少年条例の中には、在学中の学生に対して国内全域で開催される美術、文化、エンターテインメント及びレジャーイベントの入場料金を半額に割引する案も盛り込まれています。
 施行されればサッカーの入場チケットも学生であれば半額になります。同件については、サッカー・ワールドカップ(W杯)の入場料割引をめぐって国際サッカー連盟(FIFA)との対立を招き、下院議会でも論争になりました。
 同条例を提案したマヌエラ・ダビラ下議は、W杯に関してはW杯特別措置法が討議されていることに触れ、「青少年条例はW杯開催中の2か月間だけではなく、すべての期間においてブラジルの若者が恩恵を受けられるよう制定されるべき」と主張しています。